
2006年6月21日
東京・飯倉公館
金田外務副大臣 シーファー大使、ご列席の皆様、外務副大臣の金田勝年であります。本日、シーファー大使とともに日本として初めての刑事共助条約の批准書交換を日米間で執り行うことができましてうれしく思っております。
日米の交流は1853年のペリー提督来航、そして翌1854年の日米和親条約の署名のときから本格的に始まりました。それ以来、日米両国はさまざまな試練を乗り越えてあらゆる分野で交流を深め、今日の強固な友好関係を築いてまいりました。
来週には小泉総理大臣が米国を公式訪問いたしまして、ブッシュ大統領との首脳会談が行われることとなっております。その目前にこの条約の批准書交換を行えることは日米両国間の多岐にわたる協力関係を象徴するものであると考えております。拉致問題を含めまして日米は、司法・犯罪取り締まり分野での協力を活発化させてきておりますけれども、その流れの中で、本日こうして批准書交換式に至りましたのも、ご列席の皆様を含みます両国関係者の緊密なご協力のたまものであると考えております。この場を借りまして皆様のご尽力に対し感謝を申し上げる次第であります。
これまでも日米両国は国際犯罪に共同して立ち向かうために刑事手続きの分野で協力をしてまいましたが、この条約の締結によりまして、両国で安全な社会の実現が一層促進される、ひいては日米両国のさらなる発展そして関係強化につながるものと確信をいたしております。
最後にすべての関係者のこれまでのご尽力に対しまして、改めて感謝を申し上げますとともに、この条約が日米関係を一層発展させる推進力となりますことを、強く祈念申し上げまして私のごあいさつとさせて頂きます。Thank you very much for your attention.
シーファー大使 金田外務副大臣、法執行当局の方々、ご出席の皆さん。本日ここで、金田外務副大臣と日米刑事共助条約の批准書を交わすことを大変喜ばしく思います。
この条約は長年にわたる外交努力の成果であり、法執行における緊密な協力関係への日米両国のコミットメントを明確にするものです。また刑事訴訟に関する協力のための近代的かつ合理的な枠組みを築くとともに、証言の取得、書類交換、捜索・差し押さえの要請の実施など、犯罪の捜査と訴追を容易にします。私はこの条約が日米両国の法執行当局の緊密な関係の上に築かれ、両国民を守るために役立つものと確信しています。
私たちは危険な時代に生きています。この条約は、日米が連携した場合、脅威やテロリズム、国際犯罪、マネーロンダリング、麻薬の不法取引といった世界的問題に立ち向かうための能力がより高まることを明らかにしています。この条約に多大な労力が費やされましたが、条約文書の調印、批准、交換は、単なるスタートに過ぎません。情報交換を効果的かつ効率的に行い、テロリストや国際的犯罪者を逮捕・訴追するために、この条約が提供する新しい連絡経路を最大限に利用する必要があります。私たちは、犯罪との戦い方を改善することができます。日米両国の安全と安全確保を向上させながら、日米が協力して改善することができるのです。
私は、本条約の実現に尽力された日本の友人たち、そして米国側の担当者たちに心から感謝したいと思います。皆さんが講じた措置は非常に誇ることができるものです。なぜならこれらの措置と本条約が日米両国をより安全で住みやすい場所とするからです。言うまでもなく私たちは、両国の政府に勤めることで、常にそうなるよう努力しているのです。
どうもありがとうございました。


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